こんにちは、かるびです。
いよいよ7月も中盤、院試が近づいてきましたね。
勉強を進めてはいるものの、実際受かるの?自分。と、不安になることもあるのではないでしょうか。
そんな方のために、本記事ではどれほどの割合で院試に落ちるのか、その後の選択について解説していきます!
院試に落ちることは普通 (特に外部受験)
院試は意外と普通に落ちる試験です。
以下の計算から、おおよそ40%程度の受験者が落ちるのではないかと考えられます。1
受験者数 | 1028人 |
---|---|
合格者数 | 620人 |
合格率 | 60.3% |
また、大学院全体の倍率は以下の通りとなっています。
修士課程 | 専門職過程 | 博士課程 | |
---|---|---|---|
実質倍率 | 1.6倍 | 5.6倍 | 1.2倍 |
ただ、これらの合格者には内部進学生と外部受験生の双方が含まれます。
少なくとも、私の周りの内部進学生で落ちたという話は聞きません。
これより、外部受験生はより高い不合格率なことが予想されます。
院試に落ちた時に取れる2つの選択肢
引き続き大学院を目指す
初志貫徹、引き続き大学院を目指すことが一番に浮かびますよね。
- ここまで勉強したし諦めたくない!
- 研究室選びにはこだわりたい
勉強し直せば次は合格を勝ち取れるかもしれません。
アカデミアや研究職を目指すのであれば、絶対に取るべき選択ですね。
新卒での就職を目指す
心機一転切り替え、新卒での就職を目指すのも一つの手です。
夏院試が終わる9月ごろは就活も終盤戦。
募集をしている企業も少なくなっているころです。
内々定を得るには戦略をもって挑んだ方が良いでしょう。
大学院を目指すなら取れる3つの選択
冬入試で合格を狙う
夏だけではなく、冬も入試を行っている学科も存在します。
(全ての学科で設けられているわけではありません!)
申し込み時期はおおよそ11月であり、夏入試の結果が出た後でも十分間に合います。
2回目のチャンスを貰えるかも!
ただし、夏に比べれば定員が少なく、狭き門になることが予想されます。
また、夏入試で入学者が想定を下回った場合のみ開催する学科もあるため、適宜チェックしておきましょう。
留年・休学して院浪、翌年再受験する
次に考えられるのが、計画留年・休学したうえで来年の夏入試を受けることです。
以下のメリットを享受しながら進学を目指すことができます。
- 年金の学生納付特例を使える
- 奨学金返済が始まらない
- 学割をまだ使える
- 勉強時間・学費を稼ぐ時間を確保
それでも、休学期間分の学費や家賃は発生してしまいます。
特に私大だと結構な負担かも
行きたい学科が決まっているのであれば、一番現実的な手段だと考えます。
研究生として院浪、翌年再受験する
非正規学生の研究生として一年間、先に研究を行い、翌年再受験する道もあります。
- 研究スキル・知識が身につく
- 学会発表・論文投稿できるかも
- 履歴書の空白期間を消せる
ただ、入学要件として多くの大学院で学士号が要求されます。
そのため、一度大学を卒業しなければならず、学生の身分を失うリスクがあります。
年金や奨学金、社会保険料の支払い始まるのはきついかも
時間を無駄にせず、研究スキルや知識を身に着けるには一番の手段かもしれませんね。
新卒就職を狙うために取れる3つの選択
計画留年・休学してインターンシップに参加
計画留年や休学の上、冬・長期インターン参加から翌年の選考対策を始める選択です。
急に就活を始めても、自分がどんな企業や職種に進みたいのか、全く見当がつきませんよね。
その状態で就活を始めても、満足な志望動機も考えられず内定を得られない可能性が高いです。
- ES・面接対策に時間を掛けられる
- 大手選考に間に合う
- 新卒カードを無駄にしない
早期の対策でこれらのメリットを享受し、納得内定を勝ち取れるはずです。
通年採用・中小ベンチャーを狙う
院試が終わる9月ごろでも、選考を継続している企業はたくさん残っています。
特に中小企業・ベンチャー企業・外資系企業の一部は通年で採用を行っており、まだまだ狙い目です。
標準年次での卒業・就職を目指すのであれば、あえて名前を知らない企業を狙うのも手です。
就活エージェントを使う
効率を重視するならば、就職エージェントを使うことも検討してみましょう。
就活エージェントは求人の紹介と内定までのES・面接対策がセットになったサービスです。
1人で正解のない対策するよりも、就活のプロと相談しながら効率よく進められます。
無料で利用できるサービスが多いため、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
院試に落ちないためには?
内部進学と外部進学を併願
やりたいことの為、外部進学を志す方も多いですよね。
先述の通り、内部進学と外部進学では前者の方が合格しやすいです。
そのため、外部大学院だけに出願していると全落ちのリスクが高まってしまいます。
必ず併願し、保険を掛けておくことをおすすめします。
院試勉強は計画的に
院試の勉強は一夜漬けで何とかなるものではありません。
私自身、880ページほどの参考書を暗記した状態で挑みました。
前々からやってないと無理!
半年以上前に必ず過去問を請求し、万全の対策で挑みましょう。
まとめ
いかがでしたか?
入念に対策をしたうえで、納得のいく進路を勝ち取ってくださいね。