こんにちは、かるびです。
8月になり、いよいよ夏インターンシップが本格化していきますね。
志望度が高い企業のライバルはどのくらいいるのか、不安になることある方もいるのではないでしょうか。
そんな方のために、本記事では倍率の調べ方と優良企業の探し方について解説していきます!
求人倍率と内定倍率の違いとは?
就活に関する倍率には、「求人倍率」と「内定倍率」の大きく2つが存在しています。
求人倍率はその年の就活生に対する求人数を割合で示したものです。
数値が高いほど、就活生にとって有利な「売り手市場」であることを示しています。
対して、内定倍率は実際に選考に参加した学生の中から、内々定に至る人数を割合で示したものです。
数値が高いほど、ライバルが多いことを示しています。
自分が調べたい目的に合わせて考えてくださいね。
求人倍率は現状どのくらいなの?
大卒「求人倍率」は1.75倍
リクルートワークス研究所の調査によると、2025卒の大卒求人倍率は1.75倍でした。1
コロナ過で一時低迷しましたが、現在は元の求人数に戻りつつあります。
仕事を選ばなければ、大卒全員が何かしらの職にはつけそうです。
企業規模300人未満とそれ以上では4倍以上の差
同調査の結果、従業員数300人未満の企業の求人倍率は6.5倍に対し、300~999人は1.6倍、5000人以上の企業に至っては0.34倍でした。
大手企業のKaoでは2021年採用にて、1万人もの学生がエントリーしていたようです。2
もし内定を早く得たければ、従業員規模の小さめな企業を狙うのが良いでしょう。
倍率の低い狙い目の業界
食品業界の様に、生活になじみのある業界は毎年人気が高くなる反面、どうしても人気のない業界は存在してしまいます。
特に、下記の業界は年々倍率が上昇し、売り手市場化が加速しています。
- 建設業 16.21倍
- 流通業 13.74倍
これらの業界の優良企業を狙えば、納得内定を早く獲得できるかもしれませんね。
【エントリー前】内定倍率を調べる方法
そうはいっても、自分が狙った業界・企業で効率よく内定を獲得したいですよね。
ここからは、狙った企業の倍率を調べる方法について解説していきます!
どの企業の選考を受けるのか、考えるピースになれば幸いです。
就職四季報で調べる
東洋経済新報社が出版する「就職四季報」には、同社の調査に基づいた内定倍率が掲載されています。
倍率だけでなく、何とESや面接の通過率、選考のポイントまで詳細に解説されているんです。
公表していない企業はNAとなってしまっていますが、効率のよい対策にはおすすめです。
就活会議を使う
「就活会議」というサイトでは、会員が提供した学歴・選考段階といった情報から、独自に書く選考フェーズを突破できる倍率を算出しています。
ES、各面接を突破できる学生の割合まで詳細な紹介をしてくれています。
ただし、全ての就活生が会員ではない事、自己申告が元になっていることから正確性には疑問が。
今振り返ると、参考にはならなかったな…
あくまで気休め程度にしておくのがよさそうです。
会社説明会の参加人数から計算
会社説明会の参加人数から概算するのも手です。
内定倍率=会社説明会の参加人数×開催日数 /採用予定人数
忙しい学生生活の時間を割いてわざわざ説明会に参加するほどですから、メンバーは入社意欲が非常に高いことが予想されます。
最も正確にライバルを概算できる方法ではないでしょうか。
リクナビの「プレエントリー候補リスト登録人数」から計算
リクナビでは、プレエントリー候補リスト登録人数から、その企業に本選考解禁前から興味を抱いている人数を閲覧することができます。
この数値を用いて、エントリー前段階の倍率を概算可能です。
内定倍率 = プレエントリー候補リスト登録人数/採用予定人数
ただし、プレエントリー候補リストに登録していてもエントリーすらしない人も数多く存在します。
そのため、実際の倍率よりに高い数値が算出されることは気に留めておくべきでしょう。
OBや人事に聞く
最も正確に倍率を把握できる手段です。
私自身、部活のOBに質問を行い、倍率や昨年度の採用予定人数に対しての充足率だったかどうかを知ることができました。
かなり身が引き締まりました
インターンシップのようなクローズの環境であれば、聞きやすいかもしれませんね。
【選考中】内定倍率を調べる方法
面接日程から計算
昨今、面接日程はオンラインでカレンダーから予約することが増えています。
そのため、面接回数を概算することが容易になっています。
内定倍率= 面接参加人数×予約日程数×総選考フェーズ
この式を用いて、ある程度は選考参加の母数を計算することが出来そうです。
座談会の参加人数から予測
企業によっては選考途中で座談会を開くことがあります。
内定倍率 = 座談会参加人数×開催日程/採用予定人数
開催タイミングは企業によって異なりますが、私の経験では一次面接通過後 or 最終面接直前の2つが最多でした。
志望度が高く、かつ企業側から評価されている人材が母集団とできるため、最終面接に向けて緊張感を高められるのではないでしょうか。
倍率の低い優良企業の調べ方
地方の合同説明会に参加
政令指定都市のような大都市に比べ、地方に本社を置く企業は人材確保に苦戦しています。
そのような田舎の企業においても優良企業は多数存在しています。
地元企業のみが参加する合同企業説明会に参加すれば、そういった隠れ優良企業に出会う可能性を格段に増すことができますよ。
不人気職種×人気業界 or 専門職×人気業界で探す
食品や製薬、金融系など就活生から人気な業界は必然的に倍率が高くなります。
そうはいっても、実は採用予定人数が充足せずに再募集を行う職種が多数存在するんです。
私の経験上、プライム上場企業でも生産管理や製造、金融専門職、営業職などは再募集がかかっている印象がありました。
「職種にこだわりがないが、人気業界に就職したい!」ならば、こういった観点で考えるのもありではないでしょうか。
倍率の高い企業に受かりやすくするには
インターンシップで早期選考ルートを勝ち取る
インターンシップで優位な成績を取れば、早期選考ルートに乗れるかもしれません。
早期選考は本選考前の時期から、ある程度人柄や仕事のデキるさを評価されつつ面接に挑める制度です。
ES通過やn次面接まで確約などの特典がついていることも多いため、一から本選考に参加するよりも内定の確率は高いことが予想できます。
特に夏インターンシップからのルートが多いため、早期から自己分析・対策をしておくべきでしょう。
OB訪問に行きまくる
面接で他の人と差別化を行うなら、一次情報から差をつけていく必要があります。
OB訪問で生の話を聞けば、誰も持っていない情報を手に入れることができます。
- 自分の考えとの答え合わせ
- OB訪問の回数自体が評価
- ES添削
HPや会社説明会で得られる情報なら、ライバルは全員持っていると考えるべきでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
面接前のメンタル安定に本記事が参考になれば幸いです。